予選リーグ2日目がスタート。今日の2試合の結果で順位決定トーナメントの場所が決まる大事な1日です。初日を終わって、福岡BLUE 1勝、福岡RED 1分1敗、福岡YELLOW 2敗。1位決定トーナメントを狙うにはどのチームも負けられません!
◉福岡RED 予選リーグ2日目の試合結果
4/15 9:00 ●1-2 vs SANTO DOMINGO
初日を1敗1分けの勝ち点1で終え、是が非でも勝ち点3を取りたいゲーム。2試合を振り返り、選手達と話合ったこと。「バルサっぽく戦うことが必ず勝利へ導いてくれる」。この日、REDはスケジュールを考慮しトラムでの移動。その道中でも、試合にむけて各自が良い空気感を漂わせ、昨日とは違うチームに変わっていた。
序盤。スペースを活用し、ボールを動かし、ペースを掴もうと試みるが、相手チームのプレスにかかりもう1歩掴めない展開。サントドミンゴはテクニックに優れた選手が多く、フィジカルの面でも恵まれていた印象。その長所を活かされ、序盤に失点を喫する。
失点の後、自分達のプレーでペースを掴みだす。「バルサっぽいサッカーで相手の長所を消す」ことを試み続ける選手達。ボールを動かし、相手エリアへ侵入し、何度かの決定機を作るもゴールネットを揺らすには至らない・・逆に終盤、攻撃をしかけようとして不用意にボールを失い、失点。すぐさま1点を取り返すも時すでに遅く、1-2での敗戦。
勝利への気持ちを強く持ち、試合のペースを掴んでいただけにこの試合が大会期間中で一番悔しい試合だったことは、試合後の多くの選手の涙が物語っていた。しかし、この経験を機にREDが大きな成長を遂げてくれることになる。
4/15 18:00 ◎3-1 vs EGYPT “BLUE”
サントドミンゴ戦の後、次試合までかなりの時間があった為、路面電車で一旦ホテルに戻り休息をとることに。少しでも上位での予選突破の為、勝利する為に何が必要かをミーティングで再確認。この時REDに足りなかったものはチームの為にプレーし、勝利するという強いメンタリティ。しかし、悔しい経験を経て成長した選手達はエジプト戦ではこれまでのゲームとは違いチームの強さを存分に発揮することになった。これまで先制されるばかりだったが、選手達は最高の準備をして試合に臨み開始早々に先制点を挙げる。これが功を奏し、普段春日球技場でみるバルサっぽい彼らがピッチを躍動しました。
何より良かったのが、中盤で攻守に渡りバランスを取り続け支配できたこと。そして、素早い攻守の切り替えは日本人選手のストロングポイントになることを実感。終わってみれば3-1の勝利。これまで不完全燃焼だった選手達もそれぞれの持ち味を発揮し満足のいく結果となる。福岡REDのパートは激戦パートだったらしく、1勝2敗1分けながら3位で予選通過。このチャンスを活かしモチベーションを高く保ったまま次のゲームへの準備を行うことができたのは幸運だった。
◎福岡RED 予選リーグEパート結果
① FCBESCOLA・GROC 3勝1分
② SANTO DOMINGO 2勝2分
③ FUKUOKA・RED 1勝2敗1分
④ USA・RED 2敗2分
⑤ EGYPT・BLUE 2敗2分
※13-18位決定トーナメントへ
◉福岡YELLOW 予選リーグ2日目の試合結果
4/15 13:00 ●0-4 vs USA・BLUE
大会初日2連敗スタートの福岡YELLOW。「もっと自信を持ってプレーしよう!! いつも通り落ち着いてプレーしよう!バルセロナでプレーすることを楽しもう!君たちの失敗も成功も日本で沢山観てるけど、失敗する姿も全然らしくない!どうせならもっと思い切って失敗してこい!」とコーチからのアドバイス。そして試合中には福岡RED&BLUEの選手達が「フクオカ・オーーレーー!」と声援を送り続けてくれます。USAキャンプ選抜を相手に選手達がのびのびとプレーしはじめます。積極的にプレーした結果スペースを空けすぎてカウンターから4失点を喫しましたが、そこには全力を出しきって負けたことを悔しがる選手達がいました。自分らしく積極的にプレーしながらも後ろの選手達が冷静にスペースをケアすること。またGKのguilleから「僕がボールを受けた時はしっかりサイドバックの選手はもっとサイドに広がって欲しい。そしてMFの選手も下がってきてパスを受けて欲しい。フリーキックの壁の位置は僕が指示を出すから聞いて欲しい。」少し遅いけどようやくチームとしてのスタートラインに立った福岡YELLOW。
4/15 19:30 △0-0 vs EGYPT・RED
午後の試合まで6時間待ち、気温20度を越える日差しのバルセロナ。福岡YELLOWの選手達にとってはコンディション調整がとても難しい待ち時間、疲れも吹っ飛んで行く出来事が!GKのguilleが「TAKE! TAKE! Mira! Mira! SONG! SONG!」とコーチを呼びます….なんと!guilleが指差す先にFCバルセロナ・トップチームの“ソング選手”がいる!!!! あっと言う間に取り囲まれるソング選手達、スパイク・レガース・ユニフォーム、快くサインに応じてくれました。ソング選手ありがとう!
この出来事をきっかけに福岡YELLOWの結束力が高まっていきます。そして最高のテンションで迎えたEGYPT・REDとの試合。ここまで勝利のない両チーム、勝ちか引き分けで福岡YELLOWがグループ4位、負けるとグループ5位。どちらにとっても負けられない試合です。
立ち上がりからボールを支配してゲームを優勢に進める福岡YELLOW。フィニッシュの部分での精度を欠いてゴールを奪えないまま時間が過ぎていきます。これまで課題だった攻撃している時のスペースをセンターバックとサイドバックが声をかけ合ってケアし続けます。そして全員の選手がミスを恐れず激しくボールを奪いに行くようになりました。何度かあったピンチもGKのguilleがファインセーブ。お互いゴールを決めきれずに0-0のドローで試合終了のホイッスルが鳴りました。
◎福岡YELLOW 予選リーグFパート結果
① USA・BLUE 4勝
② FCBESCOLA・VERMELL 3勝1敗
③ CATALUNYA・BLAU 2勝2敗
④ FUKUOKA・YELLOW 3敗1分
⑤ EGYPT・RED 3敗1分
※19-26位決定トーナメントへ
◉福岡BLUE 予選リーグ2日目の試合結果
4/15 12:00 ◎2-1 TENERIFE・AZUL
予選リーグで最もライバルとなるチーム「FCBESCOLA TENERIFE」。第1回目のトーナメントから毎回対戦しており福岡校は苦戦をしいられてきました。バルサスタイルでプレーしながらもフィジカルコンタクトが非常に激しく、縦に速い攻撃を仕掛けてくる特徴を持ったチームです。第1回大会は準決勝で4-1で福岡の勝利、前回大会は1位トーナメント1回戦ロスタイムで追いつかれPK戦の末に破れました。
福岡BLUEは序盤からFWにクサビのパスを効果的に入れ中央からMFが、サイドからDFがオーバーラップし理想的な攻撃をしかけます。開始5分福岡BLUEが先制!先制されたTENERIFEはボールを奪うと素早く縦にロングボールを入れはじめます。ロングボールに戸惑う福岡BLUEの選手達。センターバックとサイドバックが連携がうまくいかず、裏に抜けたこぼれ球を相手に拾われ同点に。ロングボールとフィジカルを駆使して福岡BLUEを圧倒するTENERIFE。しかし前回大会も参加している選手を中心に落ち着いて相手チームに対応していきます。相手チームが間延びした中盤をテクニックに優れた福岡BLUEの選手達が支配しはじめます。最後までバルサスタイルを貫き通した福岡BLUE、残り1分でスペインオフサイドルールを上手く使ったFWがスペースでボールを受けて独走、GKとDFを引付けてラストパス・・・これが決勝ゴールとなり2-1で勝利!昨年のリベンジにも成功!これでグループ首位通過が濃厚となりました!
4/15 17:30 ◎5-0 CATALUNYA・GRANA
午前中の大一番に勝利しリラックスした雰囲気で臨むことができた午後からのCATALUNYA戦。これまで出場時間の少なかった選手が先発しチーム全体の底上げを目指します。試合開始1分、3分と連続ゴール、中盤にも3得点を追加し5-0で圧勝。そしてこの勝利で見事グループリーグを首位で通過。明日からは1〜7位を決定する1位トーナメント進出が確定しました。
◎福岡BLUE 予選リーグCパート結果
① FUKUOKA・BLUE 3勝
② TENERIFE・AZUL 2勝1敗
③ FCBET BARCELONA 1勝2敗
④ CATALUNYA・GRANA 0敗3分
※1〜7位トーナメントへ