バルサアカデミー福岡校
ニュース
BAWC23 ガールズレポート④(担当コーチコメント)

U12 コウスケコーチ

この遠征を通してサッカー面だけではなく人間面でも成長できた遠征になったのではないかと思います。

対戦相手へのリスペクト、試合前や試合後の選手たちとのコミュニケーション、そして違う文化に積極的に触れていくなど、サッカーを通して選手たちが成長していく姿にサッカーの本質を見ることができました。

また、サッカー面に関しては全員が自分たちのプレースタイルを理解し、自ら考えながら、創造力を働かせながらプレーすることにフォーカスし、チーム一丸で挑んだ結果、見事優勝することができました。

最高の選手たちに出会えることができ、このチームでワールドカップに挑めたことを誇りに思います。

選手たちはこの遠征を糧に、今後更なる活躍を期待しています。

U14 クラコーチ

正直、出発前は各アカデミーとガールズキャンプの選抜でバルサアカデミーワールドカップへ出場することを不安に思っていました。理由としては、出発前に全員が顔を合わせることなく、それぞれのチームのスタイルでサッカーをしていること、7人制のサッカーに慣れていない選手が多いことが分かっていたので難しい大会になると感じていました。

スペインに到着して初めて行ったTRMでは、パスは繋がらず、距離間がバラバラで、適正ポジションを探りながらの試合になりましたが、選手たちの個の能力が高く全員がサッカーに対して真面目で一生懸命に取り組んでいることが知れました。

大会期間中には毎日ミーティングを行い、コート内での三角形の作り方やボールの動かし方、なぜボールを動かすのか、守備の時のファーストDFの決定基準などをすり合わせを行い、選手同士でのサッカーの話をしている場面を多く見ることができました。大会で試合を行なっていく度にパスが繋がるようになり、選手同士の距離間や守備の決定が適切に行えるようになり、選手たちもそれを実感し、さらにサッカーを楽しんでいる様子でした。

また、ヨハンクライフスタジアムで行われた決勝戦では観客の声援でベンチからの声が届かない中で、自分たちで考えて判断しながらボールを動かすことができていて選手みんなの頑張りに涙が出そうでした。とても嬉しかったです。こんなに素晴らしい、頑張った選手たちを優勝させてあげられなかったことを本当に申し訳なく思います。

遠征中の生活面については、

選手たちみんな仲良く、楽しそうに毎日を過ごすことができていました。

ホテルでの過ごし方や、時間の管理については一度カミナリを落とすことにはなりましたが、選手たちはみんなで遠征を成功させようと協力してくれていました。

日本とは環境が異なる中で、食が細くなる選手や腸の動きが鈍くなる選手、寝れない選手など、今回のスペイン遠征で選手全員が様々な成果と課題を見つけることができたと思います。

見つかった課題と成果を大切に日本に戻ってからも意識しながら努力を続けてくれることを信じています。

最後にはなりますが、私自身この様なパワフルで最高なチームを担当することができて幸せでした。

幸せな経験をさせて頂けたのも、スペイン遠征に勇気を持ってチャレンジしてくれた選手、心配ながらも送り出してくださった保護者の皆様、チームの皆様のおかげです。感謝いたします。

本当にありがとうございました。

Abrazo Grande  倉原