◉ AITOR (テクニカルディレクター):
Q:試合の内容はどうでしたか?
A:結果は残念でしたが試合の内容は、今までの親善試合の中で一番良かったのではないかと思います。今回は5年生のレベルを確認する意図もあって、17人の選手を選出しました。どの選手も非常にレベルが高く、選手たちのプレーにはとても満足しています。
Q:選手たちのプレーや雰囲気はどうでしたか?
A:選手たちは本当に素晴らしかったです。なによりも試合運びでポゼッション率を高く保つことができていました。また、攻撃にリズムがあったことで幾つか決定的な場面を演出できたことは選手たちの自信になったことでしょう。攻撃では相手に脅威を与え、守備ではリスクマネジメントしながら守ることができたのではないでしょうか。
Q:相手チームの印象を聞かせてください。
今年の福岡支部1部リーグ優勝チームと対戦できたことは本当に光栄なことです。全く違うサッカースタイルのチームと対戦することは、双方の選手・コーチにとっても、とてもいい経験・刺激になったのではないでしょうか。油山カメリアFCの選手はみんな非常にレベルが高く、特に1対1には強い印象を受けました。試合を通して我々は相手の攻撃をよく守備できていましたが、一瞬の隙をつかれて1点を許してしまいました。また、こちらの決定的な場面も相手のゴールキーパーのファインセーブもあり阻まれました。1回のチャンスをものにできる素晴らしいチームでした。また、対戦できることを楽しみにしております。油山カメリアFCの皆さん、本当にありがとうございました。
◉ TAKESHIコーチ (ヘッドコーチ):
まずは最後まで諦めない姿勢で60分間をプレーしてくれた両チームの選手達を祝福したいと思います。テクニックとフィジカルに優れた福岡県内でもトップレベルの強豪チームとの対戦でしたが、バルサスクールの選手達は前線からの激しいプレスに対しても落ち着いてショートパスでボールを繋ぎながらゴールへの道を探していました。時には相手DFの背後のスペースへミドル・ロングパスを使って素早くゴールを目指すシーンも多く見られました。
試合前のロッカールームではFCバルセロナのトップチームのビデオを観ながら「勝利するためにプジョルのように闘うこと。ピケのように長短のパスを効果的に使ってプレーすること。」という話をしました。選手達はピッチ内で自ら考えその2つを実践してくれたと思います。ただ後半はゴールを奪いたいという気持ちが強く前へ前へ急ぎすぎたことでチーム全体のバランスが崩れてしまいました。また、しっかりとゴールを決めるという課題も残りました。これは普段のトレーニングから今日のような試合の緊張感の中でプレーする環境を我々スタッフがもっと作っていくことで改善できることだと思います。対戦してくださった油山カメリアFCのみなさんありがとうございました。
◉加藤監督(油山カメリアFC):http://esporte.co.jp/camellia-fc/
Q:試合の感想を聞かせてください。
A:素晴らしい環境の中で前半は戸惑いながらのプレーでしたが、後半はようやく落ち着いてカメリアらしさを取戻してプレー出来たと思います。僕たちは何人制だろうと、コートサイズがどうであろうと、時間がどうであれ、僕たちはスタイルを貫くだけでした。試合終了後の選手たちは非常に満足そうでした。試合の流れからというと、バルサのパス回しについては行けずに良く走らされたなという感じです。
Q:バルサスクールの選手の印象は?
A:選手一人一人が役割をしっかりこなしていて印象通りのチームでした。インサイドパスの正確さには感動しました。バルサのトップチームの試合は毎週のようにTVで観ているの何となく似てるなぁと思いました。
今回の経験はカメリアの選手にとって素晴らしいものになりました。是非ともまた親善試合をしていただきたいと思います。ありがとうございました。